「投資」という単語を聞くと、何か怖いイメージを持つ方が多いかと思います。もちろんリスクはありますし、理解していないことへ怖さを持つことは当然のことかと思います。
結論!投資ではリスクを避ける・無くす、ということはほぼ不可能ですが、投資の種類によってはリスクがほぼ無いものもありますし、リスクを最小限にするような投資方法や考え方を持つことで、生活に影響しないような資産運用をするということは可能です!
- 投資ってそもそも何なの?
- 投資ってどんなリスクがあるの?
- 投資はどんなふうに始めればいいの?
- 投資を始めてからは、どんなふうに運用すればいいの?
今回は、上記のような疑問を持つ初心者の方向けに、疑問が少しでも解決するように書いてみましたので最後まで読んでいただければと思います!
投資を始める前の準備・心構え!
投資とは??
財務省では、投資とは「将来の利益や成果を期待して資金を投じること」とされています。具体的には株式や債券、不動産など、利益や価値の増加が見込まれる資産を購入する行為を指します。
わかりやすく言えば、「今のお金を未来のために働かせる行動」です。銀行預金が“お金をただ休ませておく”のに対し、投資は“お金に働いてもらう”というイメージです!

投資って、お金持ちの人がやることじゃないの!?一般人の自分が入るような世界じゃないでしょ!
それに、何かお金で大損したり、騙されたりして危ないんじゃないの!?
私も初めはこんな風に投資の世界への間違った認識や、ただただお金で怖い思いをするのではないか、という漠然としたイメージを持っていました。皆様も同じように思っている人も多いのではないでしょうか?
そんな私自身の投資へのイメージや、皆様が感じているような投資への怖いイメージは、投資について知識が少なく、誰かから聞いたことのある投資の噂みたいなものが、そういったイメージを作り上げているのではないかと思います。
実際、私自身今では投資を始めてちょっとずつ資産が増えていくのを見て楽しんでいます。ある程度勉強もしたおかげで、不安も少ない状態で続けることも出来ています!
投資の種類を知る
一言に投資といっても、その種類は様々で、どんな投資を始めるかによって難易度やリスクの程度がかなり変わります。それに投資の種類ごとに必要な知識は変わってきますし、運用方法も違うため、自分に合った投資の種類を選び学んでいく必要があります。
以下に主な投資の種類をまとめました。
カテゴリ | 代表例 | 特徴 |
---|---|---|
金融資産 | 株式 | 値上がり益・配当金を狙う。変動リスク大。 |
債券 | 国や企業にお金を貸して利息を得る。株式より安定しやすい。 | |
投資信託・ETF | 複数の資産に分散投資。少額から始められる。 | |
実物資産 | 不動産 | 家賃収入や売却益を狙う。初期資金が大きめ。 |
金(ゴールド)・貴金属 | インフレ対策や資産保全。利息はなし。 |
このように、有名なものだけでもこれだけ沢山あります。聞いたことのあるものから、そんな物も投資になるの!?と思う物もあるかもしれません。
今回はこの中で最も「投資と言ったら!」というイメージであろう「株式投資」を始めるにあたっての準備・心構えについて書いています。
株式投資とは伝統的資産と言われる資産の1つであり、長い間投資対象として利用されてきた実績があるため、その有効性が広く認められています。多くの投資家が、伝統的資産への投資に慣れており、リスク許容度も比較的低い傾向にあるという風に言われています。
株式投資にはどんなリスクがあるの?
株式投資におけるリスクは様々なものがあると思いますが、今回は初心者が気を付けるべきものを6つ挙げました!それに対しての心構え・意識するべき点も含めてまとめています。
1.株価が上下するリスク(価格変動リスク)
株式の値段(株価)は日々変わります。
会社の業績や経済ニュース、世界の出来事などで株価は上がったり下がったりします。
たとえば、人気のテーマパークの入場者数が減れば、その会社の株は下がるかもしれません。逆に新しいアトラクションでお客さんが増えれば、株は上がることもあります。
ポイント👉「株価は必ず上下するもの」と理解しておくことが大切です。
2.企業や国に問題が起きるリスク(信用・カントリーリスク)
投資先の会社が倒産したり、経営不振になれば、株の価値が大きく下がります(信用リスク)。
また、海外の株に投資する場合、その国で戦争や政治不安があると、株式市場全体に影響します(カントリーリスク)。
たとえば最近でいうと、アメリカと中国の間で貿易摩擦が起き、関税が引き上げられたときには、株式市場全体が大きく下がったことがありました。
ポイント👉 一つの会社や一つの国に集中購入せず、「分散投資」を心がけるのがポイントです。
3.売りたいときに売れないリスク(流動性リスク)
有名な大企業の株ならすぐに売買できますが、あまり取引されない小さな会社の株は「買いたい人・売りたい人」が少ないため、すぐに売れないことがあります。
ポイント👉 「売れない可能性がある」ということを頭に入れておきましょう。
4.外国株に投資するときの為替リスク
アメリカ株や海外ETFに投資するときは、「円」と「ドル」の為替レートも影響します。
たとえば、株自体は値上がりしても、円高になると日本円に戻したときの利益が減ってしまうことがあります。逆に円安になれば利益が大きくなることもあります。
日本株を持っていると、そういった為替リスクは考えなくても大丈夫といったメリットもあります。
ポイント👉 「株価だけじゃなく、為替も利益の増減に影響する」と覚えておきましょう。
5.投資詐欺にだまされるリスク
「絶対に儲かる!」「元本保証!」という甘い言葉には要注意です!
株式投資に「必ず儲かる」というものは基本的に存在しません!
また、投資初心者が注意したいのは「ポンジ・スキーム」という投資詐欺です。詐欺手法として完成されているため、長年にわたり詐欺師が使う手法なのです。詳しい内容は調べてみてください!
ポイント👉 証券会社を通じた正規の取引以外には安易に手を出さないことが大切です。また、株式投資における利回りの相場感を知っておくと、詐欺に気づける可能性が高くなります。
6.感情に振り回されるリスク(心理リスク)
株価が下がると「怖くて売りたくなる」、上がると「もっと買いたくなる」。
こうした感情に振り回されると、高値で買って安値で売る「損する行動」につながりやすいです。
ポイント👉 良い投資商品は、長期目線で見ると右肩上がりに成長していく可能性が高いというふうに言われています。株価の上がり下がりに一喜一憂せず、長期目線でコツコツ続けることが成功のカギです。
生活防衛費を貯めて、余剰資金を使って少額から始める
いざ株式投資を始めようと思った時に、「最低限の生活資金だけ残して、あり金を全部一気に投資商品に突っ込む!」というのは辞めた方がいいです。たしかに、早期から大金を投資しておくことで複利の効果を最大限に高めることが期待できますが、やはり初心者にはリスクが伴います。
投資を始めたばかりでは、どうしても株価の価格変動に敏感になりやすくなります。自分が購入した商品が「今日は上がった!」「今日は下がった…」という風に一喜一憂しやすいため、価格変動に慣れていく必要があります。
また、一時的に価格が下がり元本割れしてしまった時や、その金額が大きかった場合にこんなことを考えてしまいがちです。

本当にこの商品で良かったのかな!?
違う商品に買い替えるべき!?
価格の下がり幅が小さい今のうちに売ってしまおう!!💦
こんな風に所有している株式商品に不安を持ったり、すぐに商品を売ってしまったりと損をするような行動を取ってしまう可能性が高いです。
先のリスクの中の”心理リスク”でも書いたように、一般的に優良と言われるような投資商品は一時的な価格変動(元本割れ等も含め)はあるものの、購入後長期保有することで結果的に株価が伸びて収益がプラスになりやすいと言われています。
そのため、生活防衛費を貯めて余剰資金を使うことで、元本割れなど含み損をしてしまっても「まあ余剰資金だし、最悪生活に影響は出ないから大丈夫!」といった風に捉えられます。
また、少額から始めることで価格変動の幅が小さくなるため、価格変動に自分自身が慣れていき損な行動を取りづらくなります。
そのため、生活防衛費を貯めて生活の安定性を確保し、余剰資金使い少額で投資を始めることで株価の価格変動に慣れていくことをオススメします!
まとめ
今回は、株式投資をするにあたって以下の点をまとめました。
- 投資とは?
- どんな投資商品があるのか?
- 投資にはどんなリスクがあるのか6選
- リスクに対してどんな心構えをするか?どんなポイントがあるのか?
最後に書いた「生活防衛費を貯めて、余剰資金を使って少額から投資を始める」ということは、実際に投資を購入してみて、特に大事なポイントだと感じています!
現在日本では、賃金の上昇に対して物価の上昇率が高くなっており、実質賃金というものが下がっているため、生活が苦しくなる方が多くなることが予測されています。そのため、貯金では賄いきれない部分を、投資を始めることで自分が働いて稼ぐ以外に、お金にも働いてもらい資産を増やしていく必要が高まってきています。
投資について学び、リスクの範囲内で資産運用していくことで貯金以上の資産形成をしていきましょう!私自身もまだ投資初心者ですので、自分で勉強したことや実際に投資をしてみて感じたことを等身大で発信していければと考えています!
ぜひ一緒に勉強していきましょう!
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